
皆さん、こんにちは。 川崎市多摩区稲田堤の放課後デイ【かりなぽーと菅】ブログ担当をしております、SDCの斉藤です。 日頃は特性を持つお子様達に学習指導を行っております。
今日のテーマは、
【ワーキングメモリが低いと言われたら?】
です!
WISC検査で「ワーキングメモリが低めですね」と言われると、不安になりますよね。
ですが、「やり方を工夫する」ことで、子どもはぐんと楽になります。
今回は、おうちでできる対策を具体的にまとめました!
そもそも「ワーキングメモリ」って?
ワーキングメモリとは、
「覚えながら作業する力」のことです。
たとえば、
•「3+4は?」と聞かれて、さらに「それを2倍してみて!」と言われる
•「宿題出して、教科書出して、提出物まとめてね」と言われる
このとき、頭の中で情報を一時的にキープしておく力が必要になります。 ワーキングメモリが低いと、 途中で何をしていたのか忘れてしまったり、作業ミスが増えたりしやすくなるのです。
<おうちでできる!具体的サポート例>
1. 一度に伝えることを減らす
→ いっぺんにたくさん指示するとパンクしやすいです。 「まず宿題を出してね」
→できたら「じゃあ教科書も出そう」と、一つずつ伝えましょう。
2. 目で見えるサポートを取り入れる
→ 口頭だけで覚えるのはハードルが高いです。 ホワイトボードや付箋で「やることリスト」を見える形にしてあげましょう。
3. メモやリピートの習慣をつける
→ 指示を出したら「今、何て言った?」とやさしく確認させる。 聞いたことを自分で声に出すだけでも、ぐっと覚えやすくなります。 また、学校の持ち物などもメモする練習を日常に取り入れるとよいです。
4. プリントやノートに「目立つマーク」をつける
→ どこをやればいいか分かりやすいように、蛍光ペンや付箋で印をつけると、途中で混乱しにくくなります。
5. 失敗しても責めない!やり方を一緒に見直す
→ 忘れたりミスしても「もう!」と怒らず、「どうしたら次はうまくいくかな?」と前向きに声をかけましょう。 ワーキングメモリの弱さは「やる気」とは別問題です!
大切なのは「頑張らせる」ことではなく「やりやすくする」こと
ワーキングメモリの弱さは、本人の努力ではカバーしきれないこともあります。 だからこそ、周りの工夫や環境作りがとても大事です。
無理に「忘れずに!」とプレッシャーをかけるよりも、 忘れても大丈夫な仕組みを作ってあげるほうが、子どもも安心して力を伸ばせます。
小さな成功体験を積み重ねながら、親子で一緒に成長していきましょう!
お子様の発達でお困りなら、川崎市多摩区の放課後デイ【かりなぽーと菅】までご相談ください。


