
皆さん、こんにちは。 川崎市多摩区の放課後等デイサービス「かりなぽーと菅」です。こちらの記事は、SDCの斉藤が書いています。日頃は特性のあるお子様への学習支援を行っています。
今日のテーマは、
「わかったつもり」が落とし穴?学習のつまずきとその対策
特性のあるお子様の中には、「わかったつもり」で学習を進めてしまい、気づいたら全然違うことをしていた…という経験がある子も多いです。
これは、「ワーキングメモリ」という一時的に情報を覚えておく力が弱いことで起きることがあります。
たとえば、
「①名前を書いて、②1ページ目をやって、③終わったら先生に見せる」
と言われたとき、②までで頭がいっぱいになって③を忘れてしまう…というようなケースです。
また、言葉だけの説明ではイメージが湧きにくく、何をどうすればいいのかが曖昧なまま作業を始めてしまうこともあります。
こうした困りごとへの対策として、以下のような工夫が有効です。
• 一度に伝える指示は1〜2個に絞る
•口頭で伝えるだけでなく、文字や絵で示す
•「何をするのか」を本人の口から言ってもらう(確認の意味で)
• 途中で声かけして、方向がずれていないかチェックする
子どもが「ちゃんとやってるつもり」で失敗してしまうのは、本人にとってもつらいことです。失敗を責めるのではなく、「どうすればわかりやすくなるか」「どうすればできるようになるか」を一緒に考えていけると、少しずつ安心して学べる環境が整っていきます。
このような工夫はお子様ごとに少しずつ変えるべきものです。
【かりなぽーと菅】では、お子様の特性に応じたサポートや声掛け、ご家庭での接し方のアドバイスを致します。
もし、お子様の何らかの特性でお悩みの場合は、ぜひ【かりなぽーと菅】までお問合せ下さい。一緒にお子様の最善を考えていきましょう。


