
皆さん、こんにちは。川崎市多摩区の放課後デイ【かりなぽーと菅】ブログ担当のSDC斉藤です。
「もう8月9日…まだ全然宿題が終わってない!」
そんな声、かりなぽーとでもよく聞きます。
特にADHD(グレーゾーンの方を含む)のお子さんは、時間の見通しが立ちにくく、「後でやる」の繰り返しになってしまいがちです。
でも、まだ間に合います!
今からでもできる“巻き返しプラン”をご紹介します。
1. 宿題の「全体像」を一気に見える化
まずは残りの宿題を全部机の上に出し、量と種類を見える化します。 ADHDのお子さんは頭の中だけで把握するのが苦手です。
国語ドリル:あと○ページ
算数ドリル:あと○ページ
読書感想文:下書きから
自由研究:テーマは決まっている/まだ決まっていない
こうして“やることリスト”を作るだけでも、親子の頭がスッキリします。
2. 「小さく区切る」作戦
ADHDの子は大きな課題を前にすると手が止まります。
ドリルは1日3ページではなく「1ページを3回」に分けてもOK
読書感想文は「本を読む日」「メモを取る日」「書く日」と別日に
自由研究は「調べる日」「まとめる日」「清書する日」に分ける
“やり切った感”を何回も味わえるようにすることが、続けるコツです。
3. タイマー活用で集中モード
ADHDの子は「ずっとやる」より「短く集中」を繰り返す方が効率的です。
キッチンタイマーやアプリで15分だけ集中→5分休憩
タイマーを“見える場所”に置く
休憩中はゲームやYouTubeではなく、水を飲む・ストレッチなど静かな活動に
4. 朝イチと夕方の「2回作戦」
ダラダラ勉強にならないように、時間は分けましょう。
・朝イチ(起きて朝食後)は頭がスッキリしていて集中しやすい時間
・夕方(遊びやお出かけの後)は「あと少しで終わる」という意識が働く時間
時間は決めて勉強しましょう。
5. 成果を「見える形」で褒める
ADHDの子は褒められることで行動が定着しやすいです。
宿題が終わったらカレンダーにシール 「あと○ページでゴール!」と残りの量を一緒に数える 終わった宿題は別の場所に積んで「こんなにやった!」を実感させると効果的です。
8月9日からでも、やり方を変えれば十分間に合います。大切なのは「今からやる」こと。
ADHDの子にとっては、計画を立てて少しずつ進める経験自体が大きな学びです。 宿題を“終わらせる練習”は、来年以降の夏休みにもつながります。
ADHD(もしくはグレーゾーン)のお子様で、夏休みの過ごし方でお困りの方は、【かりなぽーと菅】までご相談ください。