
皆さん、こんにちは。 川崎市多摩区の放課後等デイサービス「かりなぽーと菅」です。こちらの記事は、SDCの斉藤が書いています。日頃は特性のあるお子様への学習支援を行っています。
今日のテーマは、「傾聴」の大切さです。
発達障がいや反抗期の子どもにとって、「自分の気持ちを言葉にする」ことは意外と難しいことです。 イライラしたり、困っていたりしても、それをどう表現すればいいかわからない。 そんなとき、大人が「何があったの?」と問い詰めたり、「落ち着きなさい!」と命令口調で言ってしまうと、子どもはますます心を閉ざしてしまいます。
そこで役立つのが、カウンセリングやコーチングの基本である「傾聴(けいちょう)」の姿勢です。
(ちなみに、私斉藤は社団法人スクールコーチング協会の理事でもあります)
傾聴とは、「ただ話を聞くこと」ではありません。 相手の気持ちに寄り添いながら、評価せず、受け止めながら耳を傾けることです。
子どもが話していると、ツッコミどころや疑問点がどんどん出てきて、つい話を遮ったり、自分の意見を言ってしまったりしがちです。
しかし、まずは最後まで聴きましょう。ちゃんと子供の方に向き直り、頷きや相槌を交えて最後まで聴きりましょう。
話を否定せずに気持ちを受け止めるだけで、子どもは「わかってもらえた」と感じ、安心します。 これは、子どもにとって大きな心の支えになります。
ちゃんと最後まで聴ききることで、大人の話も通りやすくなります。
「まずは、ちゃんと聴いてみる」――それだけでも、関係性が大きく変わってくるはずです。是非お試しください。
ちなみに、なんだかんだでイライラしてしまうので、傾聴なんてたまにで十分です。
お母さんが元気で余裕のある(主に精神的に)時に、もし覚えていたらやってください。
もしお子様との関係でご不安なことがありましたら、ぜひ【かりなぽーと菅】までご相談ください。お待ちしております。


